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2015年8月23日の人工言語作者との衝突騒動に関して

2015年8月23日、人工言語「凪霧」作者の鮎川氏と対立・衝突し、騒ぎ大きくしてしまい、多くの方にご迷惑をおかけいたしました。騒動から3年以上が経過しておりますが、遅ればせながら謝罪を申し上げます。(2018年10月09日)

騒動を大きくし、多くの方に迷惑を掛けたことに関しては、謝罪します。しかし、この騒動に関して、誤解されて、あたかも当研究所のみが一方的な悪であるかのような言説が流布していることも事実であり、それに関して説明します。

なお、このページでは2015年8月23日前後に実際に交わされた言葉の応酬を引用しています。
当方自身の反省も記述しますが、氏に対する非難も記述しております。
人によっては、大変不快な思いをされる可能性がありますので、その場合はブラウザバックをお願いいたします。

また、(他人のツイートの引用部分を除けば)これはあくまでも当研究所の見解です。

騒動の経緯に関して

去る2014年、当研究所は「千織語」という人工言語の創作を開始しました。
当時、想像地図の世界観は「城栄国で使われる言語は、文字・発音・語彙・文法が日本語とほぼ同じ」と設定していましたが、異世界なのに日本語が通じるのはおかしいという問題に直面していました。そこで、
(1)中国のような架空国家である「千織国」で使われる「千織語」を製作する。千織語は中国語のように表語文字の体系を持つ言語。
(2)日本のような架空国家である城栄国の架空言語は、千織語から文字体系と語彙を借用した「更紗語」を作る。
という計画を立てました。

同時期に、鮎川氏も人工言語「凪霧」の製作を開始しました。凪霧も表語文字体系をもつ架空言語であり、そこに共通点があると考えた当研究所は、凪霧に学ぶところがあると考え、色々と比較を論じました。

しかし2015年8月20日、人工言語「凪霧」作者の鮎川氏は、以下のようなツイートを行いました。

千織って全然違うものだと思う。2つの理由がある。1つ目に、言語のタイプが違う。千織って中国語タイプじゃね?客観的に全然性質が違うんじゃないかな多分。2つ目に、千織は「矛盾なく体系的な言語」ではない。凪霧と並び立てられるものだと思わないで欲しい。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月20日

私は千織作者がことあるごとに凪霧と千織の共通点を言ってきたのを根に持ってます。聞いてもないし全然共通点とかないのに。これ以降に凪霧と千織の類似点など述べる者はそれが私と凪霧と凪皇に喧嘩を売る行為だと知れ。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月20日

ですが、当方にはなぜそのようなことを言われなければならないのか心当たりがありませんでした。
百歩譲って、鮎川氏が凪霧と千織の類似点を述べることを嫌っていたとしても、インターネット上に自分の創作物を公開している以上、他人に比較されることは表現の自由の範囲内であると考えました。もし、それをされたくないのであれば、公開すべきではないと当方は考えました。
そこで当研究所は2015年8月23日、以下の旨をツイートしました。

しかしこんなことを根に持たれているとは我ながら想定外であった。(似ている部分を数個列挙しただけで全面的に類似であると言ったつもりはなかったのだが、なぜか全面的に類似であるという意味に解釈されている件)

— 想像地図の人 (@koridentetsu) 2015年8月23日

これに対して、鮎川氏は以下のように返答しました。

相手の意図がうまく理解できないならこちらから親切にハッキリと「言ってあげても良い」。敵対宣言する。想像地図作者かつ千織語作者篠永氏を凪皇の敵に認定する。以後の文脈において凪に関連した創作に参加あるいは協力などを要請したり、その希望があったとしてそれを認めることは一切ない。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月23日

今となっては愚かだったと反省していますが、当方はこれを想像地図研究所に対する宣戦布告として受け取り、以下のように、こちらからも対立宣言を出すこととなりました。

よろしい、ならば戦争だ。
想像地図研究所は無慈悲な対抗措置として、2015年8月23日をもって凪に対して敵対宣言を行う。今後、想像地図に関連した創作に参加・協力等を要請することを禁じる。 https://t.co/M8W7ctNCyz

— 想像地図研究所bot (@souzoumapbot) 2015年8月23日

この後暫く、両者の間で言い争いが続きました。

山崎の原則の適用

こちらの記事でも解説していますが、想像地図では「作者自身が、体調不良・怪我・トラブル等の災難に遭遇した場合、その発生日時を、想像地図世界で災害が発生した日時とする」というルールが制定されています。これは、「体調不良・怪我・トラブルなどに起因して地図の描画が停滞すること」を「測量者たる旅人が旅先で被災した」と解釈することが趣旨です。
当時は「笹川の原則」という名前はありませんでしたが、このルールは一種の不文律として、2011年から適用されてきました。

当研究所は、「鮎川氏との喧嘩」も、山崎の原則が定めるトラブルに該当すると解釈しました。
それに基づき、想像地図世界内にある「凪駅」が災害により被災したという設定をつくり、公式ツイッターで公表しました。

【城栄国鉄道運行情報】
2015年8月23日16時35分、早津県早津市を震源とする地震が発生しました。これにより早津県内を通る路線は全線で運休しています。

— 想像地図研究所bot (@souzoumapbot) 2015年8月23日

【城栄国鉄道運行情報】
2015年8月23日16時35分に発生した早津県早津市を震源とする地震より、JR保和線の「凪駅」(早津県早津市山崎区)近隣で大規模な火災が発生したております。係州新聞によると凪駅の駅舎が全焼したと伝えられています。

— 想像地図研究所bot (@souzoumapbot) 2015年8月23日

【運休情報】以下の区間で運行を見合わせています。JR森陰本線(穂谷-笹川)、保和線(早津-寺辻)、蜜川線・二岡線・弘蜜線・中上線・湯川鉄道・橋垣鉄道(全線)

— 想像地図研究所bot (@souzoumapbot) 2015年8月23日

これに対して、鮎川氏は以下のように反応しました。

私個人や凪に対しての不満からそういうこと言うの、地震で被害を被った人たち、これからそういう被害に遭う人たちへの侮辱と捉えておきますからね。ツイートの写メは撮っておきました。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月23日

しかし、先程述べたように想像地図では「作者自身が、体調不良・怪我・トラブル等の災難に遭遇した場合、その発生日時を、想像地図世界で災害が発生した日時とする」というルールが制定されており、地震という設定が作られたのは、「鮎川氏とのトラブル」もそれに含まれると解釈したからです。
従いまして、鮎川氏や凪に対しての不満からそのような設定を作ったものではありません。「測量者たる旅人が旅先で被災した」という解釈が、正しい解釈です。
作者自身が、体調不良・怪我・トラブル等の災難に遭遇した場合、その発生日時を、想像地図世界で災害が発生した日時とする」というルールは事実上、2011年から運用されてきており、このトラブル以外の「災難」の場合でも、それに基づいて災害の発生が設定されています。

さらに言えば、想像地図には「地図に登場する固有名詞は、実在の事物とは一切関係ありません」という旨の規定が存在します。従って、想像地図にある架空駅名の「凪駅」と、鮎川氏のつくる人工言語の「凪霧」は、名前の一部が同じというだけであり、両者には一切の関係がありません。事実、「凪駅」はこのトラブルが発生するより前から設定されていました。
(凪の字を使った駅名は2010年に初めて設定され、それと実在駅名の音にヒントを得て、2015年7月にこの「凪駅」の設定が作られました。)

ただし、「そのような設定を作ることで鮎川氏を不快にさせるかもしれない。しかし、そうなっても構わない。」という未必の故意があったことは否定できません。その点については、当方は反省しなければなりません。設定を作ったとしても、「鮎川氏に見える形で公開する必要はあったか」と問われれば、その答えは必ずしもYESではありません。


ところで、鮎川氏は地震という設定を作ることを実際に地震被害に遭った人々への侮辱だと捉えているようですが、仮にこれを実際の地震被害に遭った人への侮辱とするなら、名探偵コナンや江戸川乱歩など推理小説は、実際の殺人事件の被害にあった人々への侮辱と言うことになってしまいます
もし鮎川氏が「推理小説も侮辱的である」と捉えているなら、その捉え方も辻褄が合うのですが、そうでないならダブルスタンダードです。
当方を悪とすると言う結論ありきの推論ではないでしょうか。

ちなみに、同日、豪雨により「千織鉄道」も被災したという設定も作られています

すなわち、鮎川氏が作る言語「凪」と同じ名前の駅だけでなく、当方が作る言語「千織」と同じ名前の鉄道路線も、どちらも被災しているという設定なのです。そのことからも、不満が動機でないことは、分かると思います。

「その後」の設定について

凪駅の設定には「その後」が設定されています。

このように凪駅は災害を乗り越えて復旧を果たした、という設定が作られました。

千織鉄道も「その後」が設定されています。

このように千織鉄道は2018年現在も不通のままで、廃止が危惧される状況にある、という設定が作られました。

その他

他のツイートに対する反論です。

なるほどな、ムカつくやつと同じような名前のキャラとか地名つくって、そこを破壊してやるというストレス発散法な

— おかゆ (@oka_iu_tcan) 2015年8月23日

先程述べたように想像地図では「作者自身が、体調不良・怪我・トラブル等の災難に遭遇した場合、その発生日時を、想像地図世界で災害が発生した日時とする」というルールが制定されており、地震という設定が作られたのは、「鮎川氏とのトラブル」もそれに含まれると解釈したからです。
また、測量者たる旅人の立場から描画を行っているので、作者は想像地図世界で災害を起こす力は持っていないというのが公式設定です。
作者が想像地図世界で被災した、というのが公式設定上の解釈です。想像地図世界で災害が起きることは作者も望んでいません。

5年我慢した。あと10年さらに我慢する気にはなれない。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月23日

当研究所が人工言語の創作を開始し、ツイッター上で他の人工言語作者と交流を開始したのは2012年です。この喧嘩が発生したのは2015年ですので、5年というのは間違いで、正しくは「3年」でしょう。我慢したと主張する期間を2年も水増しすることは事実の誇張であり、受け入れがたいものです。

私は特に希望していなかったんだけど、向こうの意向により凪に関することにより向こうの創作上の出来事に関わることになってしまったらしい。誠に遺憾(笑)

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月23日

すでに述べたとおり、想像地図にある架空駅名の「凪駅」と、鮎川氏のつくる人工言語の「凪霧」は、名前の一部が同じというだけであり、両者には一切の関係がありません。「凪駅」はこのトラブルが発生するより前から設定されていました。両者に関係がない以上、勝手に「関わることになってしまった」という解釈は思い上がりです。
しかし、「そのような設定を作ることで鮎川氏を不快にさせるかもしれない。しかし、そうなっても構わない。」という未必の故意があったことは否定できず、その点について当方は、反省しなければなりません。

やっぱり、意図が汲み取れないとか、そういう問題じゃないと思いますよ。根本的にご自身に問題があると思いますよ。でそれを問題と思ってないんだったらこっちはうまくコミュニケーション取ろうとかするの無理だし。ご創作のご破綻をお祈りします。以上。

— Mélier / メーリエ (@Melier_Aluar) 2015年8月23日

確かに当方のコミュニケーションに問題があったことは事実かも知れませんが、当方の悪評を誇張した上で全世界に公開し、あまつさえ「ご創作のご破綻をお祈りします」という発言まで行ったことは当方自身および想像地図研究所の人格を貶め否定する最低かつ卑劣な発言と捉えざるを得ません。
このような発言が行われたことに対しては、断固として非難し、大変強い遺憾の意を表明いたします。
また、このような発言が行われたことを、当方は3年以上の時間を経過してもなお許すことはできておらず、謝罪を求めたい次第です。

まとめ

挑発と誤解されるような発言をしたことに関しては反省しております。

しかし、災害の設定に関しては、は「作者自身が、体調不良・怪我・トラブル等の災難に遭遇した場合、その発生日時を、想像地図世界で災害が発生した日時とする」というルールに基づき、機械的に運用しております。よって、不満からそのような設定を作ったという解釈は間違っています。
また、作者は測量者たる旅人であるため「作者が破壊した」という捉え方も間違いで、正しい解釈は「測量者が旅先で被災した」です。
そのことをはっきり主張しておきたかったのです。

なお、千織語の創作は2015年8月23日以降、凍結されていましたが、2019年8月5日をもって再開いたしました。

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